青色申告にした方がいいの?

 青色申告と白色申告、言葉は聞いたことあるんだけどイマイチよく分からないのよね~。私はどうすれば一番いいのかしら?という方向けの記事です。

青色の由来

 2001年以前、個人事業においては実際に青い用紙で申告していたのですね。当時私はアラサーでしたが、悲しいかな会計に1mmも興味が無かったので言葉は知っていてもそれほど気にすることはありませんでした。

 1949年(昭和24年)8月に発表された日本税制報告書(いわゆる「シャウプ勧告」)にもとづいて施行された、青色申告制度に由来する。

 当時コロンビア大学の教授だったカール・シャウプが、約4ヶ月にわたり日本国内を視察中「日本人は青色をどのような感じで受け止めるのでしょうか。」とある日本人に聞いたところ、「青色は気持ちのよい色です。青空のようにすっきりとした色ですからね。」という答えが返ってきたところから、青色にしたと伝えられている。

Wikipediaより
シャウプ先生の眉毛すごい

 会計ソフトのメインカラーがほとんど青なのも頷けますね。青色申告でピンクのパッケージだったら混乱するでしょう。(このブログがまさにいい例!!)

白色との違い

 「青色 白色 違い」 でGoogle検索するとたくさん出てきますが、超要約すると下記のような結果となります。

 白色=簡単だけどメリットが少ない
 青色=難しいけどメリット(65万控除・損益通算他)が多い

 さてあなたはどちらを選びますか? ・・・というかその前に、メリットとされている言葉の意味が分からなくないですか??これを書いている私がむかし実際に思ったことです。メリットと言われている部分を掘り下げていきましょう。

65万円控除の意味

 アナタの儲けから基礎控除38万円の他に、更に!65万円を引いて、儲けにかかる税金を安くしてあげますよ★というのが青色申告特別控除(65万円)です。

 売上ではなく儲け(売上から経費を引いた額)から引くものなので、税金が課される所得というのは超絶利益が出ている人でなければそんなに多くありません。私も2019年度はかろうじて黒字でしたが課税所得はゼロという結果になりました。

 100万近くも利益出んわー!という私のような人は、そこまでおトクな気持ちにならないというのが正直なところです。頑張るぞ (ΦωΦ)カッ

損益通算の意味

 事業で赤字(損失)が出た時に、給与や年金と相殺することが出来ます。給料や年金から赤字分の金額を引くと、その分所得が減るので税金も減ります。白色だと損益通算がありません。

 「事業で」とわざわざ記してあるのは、サラリーマンの副業レベルだと事業所得ではなく雑所得として扱われることが多いためです。雑所得だと損益通算は出来ません (-.-)

欠損金の繰越控除

 事業で出た赤字を翌期以降へ繰り越すことが出来ます。

 2019年は300万円の赤字・2020年は200万円の黒字 という場合、普通に考えると所得税は儲けにかかるので、2019年は税金ゼロ、2020年はいくらかの所得税を払うことになります。

 しかし青色申告をしている場合、損失を3年間繰り越すことが出来るので2020年は利益をゼロとすることが出来ます。赤字の年も申告するのが前提です。

 -300+200=-100 となるので、まだ100万円分の赤字が残っています。2021年の利益が150万円だった場合、-100+150=50万円に対して税金がかかります。

 白色申告だと赤字の繰越が出来ないので、2020年と2021年それぞれ利益200万・150万として計算しなくてはなりません。

青色申告した方がいいと思われる人

 他にも青色申告のメリットはいくつかありますが、ハンドメイド作家さんなどで利益があまり大きくないのであれば意地でも青色にすることは無いと思います。

 私が考える、青色申告した方がいいと思うのは下記のような人です。

  • 大きな利益(年間100万円以上)が出ている
  • 会計や仕訳が大好き♡ ←私のことです
  • 損益通算や欠損繰越をして税金を節約したい

 私の場合、青色の必要が無いのに青色申告を選んだ理由はかつて仕訳が本職だったので複式簿記に何ら抵抗が無かったためです。

 余談ですが、申告をしていなかったら今回のコロナ禍における持続化給付金の対象にはなりませんでした。これは期せずして起こった事象ですが、自分の事業をきちんと数字として残しておくことは大切だなと改めて感じました。

白色申告と開業届

 青色申告をしたい時には事前申請が必要ですが、白色は申請の必要がありません。しかし平成26年度以降、白色申告者でも記帳の義務が発生しました。(なので、昔と比べて白色と青色のハードルの差は縮んでいます)最初はお小遣い帳感覚でも構わないので記帳に慣れることが大事かと思います。

 開業届は青色申告をするのであれば必ず税務署へ提出しなければなりません。そうでない場合は出さなくても大きな問題はありません。開業届の有無に関わらず、事業性があると認められれば事業所得になります。

 あと開業届を出すと、白色青色関係なしに屋号での銀行口座が開設出来るというメリットがあります。私も屋号(メイフィオーレ)の口座を持っています。銀行に行った時は別室に案内されて緊張しましたが、特に実績を問われたりすることも無いので軽い気持ちで大丈夫です(*゚∀゚)